第1回 開催レポート/「三度目で最後の大陸」ジュンパ・ラヒリ

【開催レポート2014/3/26】

白山夜の初日。初めての参加者は、建築事務所にお勤めの女性。

最近文京区に越して来られたとのこと。

幼い頃から人と人とのつながりがある中で育ってきたので、

引っ越してからも「ご近所に友だちがほしい!」

とごく自然に思われたそうです。

 

そんなときに「白山夜」に辿り着いて来てくださったこと、

「本を通じて地域につながりをつくりたい」

というメッセージを受け取ってくださって、とてもうれしかったです!

(写真の男性は、花みち館主で運営スタッフです)

この日はジュンパ・ラヒリの「停電の夜に」という短編集の中から

「三度目で最後の大陸」を選びました。

読後は、「この物語のどの部分が一番のお気に入り?その理由は?」

をテーマに感想をシェアしました。

読む人が違えば、着目する箇所もまた様々。

ピックアップした一文から人となりや思いや透けて見えるのが面白く、

初対面とは思えないほど親近感がわきました。

 

本はあまり多くは読まないというメンバーたち。

「小説はあまり読まない」

「好きな作家を中心に読むことが多い」など、

本との関わり方もそれぞれ。

でも「久しぶりにちゃんと本を読んだ気がする」という感想は、

本好きとしてはとてもうれしかったです。

 

【停電の夜に/ジュンパ・ラヒリ】

ラヒリはインド系アメリカ人。

彼女の父母の代でアメリカに移住しています。

インド(ベンガル)人であるというアイデンティティを

体の何割かに持ちながら、

Ⅱ世が見たアメリカ社会に暮らすインド系の人びとや、

「アメリカ人」が見たインド社会を描いています。

 

私は彼女の作品は全部読んでいますが、

中でもこの「三度めで最後の大陸」はいつ読んでも大きな希望を感じる、

短編とは思えないスケール感のある傑作だと思います。

特に最後のパラグラフは、原文(英語)で読んでもぐっときます。

 

「白山夜」という小舟が航海に出る_____。

それまでの道のりに思いを馳せていたときに、自然とこの短編が心に浮かびました。

 

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次回は、4/9(水)18:30〜です。どうぞお楽しみに!

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