第12回 藤野可織「ちびっこ広場」

庭の植栽に秋を感じる花みち。

「夜な夜な」感がぐっと増してきました。

 

今回もメンバーがお友だちを連れてきてくれたり、

「こんな読書会を探していたんです!」

とネットで探してくださった方がいたり。

ありがとうございます。

 

読んだのは、藤野可織の「ちびっこ広場」(「爪と目」新潮社より)

 

感想タイムで聞いてみると、

母だったり、息子だったり、友人だったり、

共感している人物がそれぞれ違っていて、

また、そこから見ている情景も全然違うことがわかり、

「そういう視点かぁ〜」とお互いに驚きました。

 

と、そこへ一人のメンバーから「こういう解釈は考えられない?」

という石が投げ込まれて、一気に背筋が凍る展開に!

一読したときには、いろんな思いを抱きながら子育てをがんばる女性の、

ちょっといい話ぐらいにまで思っていたのに!

 

その怖い視点でもう一度みんなでなぞっていくと、

あの描写も怖い、このシーンも怖い、となって、

一気にホラー小説になってしまいました。

 

何かが決定的に起こる不穏な予感がするような、ねちっこい書きぶり...

藤野可織という作家の名前と共に、

忘れられない体験になりそうです。

芥川賞受賞の「爪と目」も

「しょう子さんが忘れていること」もなかなか怖くてオススメです。

 

うーん、面白かった!

今回参加しなかったメンバーがいたら、

どんな感想を言ってくれるのか、

そんなこともふと考えたりもしました。

 

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次回9/24(水)です。ご参加お待ちしています。

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