第16回 木皿泉「魔法のカード」

参加者7人。平日の夜、お仕事帰りにこうして足を運んでくださる方がいることに、いつもいつも感謝。

この日読んだのは、
・魔法のカード:木皿泉(「昨夜のカレー、明日のパン」より)

NHK BS
でドラマ化もされているお話。今度の日曜日が最終回。
http://www.nhk.or.jp/drama/yubecurry/

連作短編小説の一部を読む、という新たな試み。
読み進めるうちに登場人物の関係が少しずつ重なり合い、主人公の輪郭が少しずつ浮き彫りになっていくところがじわじわときます。最後の一遍で思わず落涙...。台詞がいっこいっこ、詩のように心に響きます。人生には深い悲しみもたくさんある。忘れられなければ忘れなくていいし、辛ければ泣いていい。でも世界はちゃんと、誰にも平等に優しい。いつも隣にかならず誰かがいてくれる。生きていてよかったと思えるときが来る...。そんなことを考える作品でした。


いつもは「うわー、キツい」とか「ハッピーエンド?」というもやっとした終わり方をする作品を選ぶことが珍しいので、盛り上がるのか心配でしたが、作品に影響を受けたのか、皆さんからいろいろな心温まるエピソードが出てきて(メモるの忘れましたw)ずいぶん暖まった気がします。寒い冬に向けて、引き続き心温まる作品を選びたいと思います。

そうそう、「本を読むときに映像がどういう風に浮かぶのか」、という話も出ました。断片的に出てくる人もいれば、映画を観ているようにずっと流れている人もいたり、活字から映像が全く立ち上がってこないという人もいて、人がどういうふうに本を読んでいるかって、あらためて知れて興味深かったです。翻訳本好きの人から出た「翻訳本はなぜとっつきにくいと思われているのか」という話題も、突き詰めていくと面白そう。
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次回は、11月26日(水)18:30~です。本好きも、本好きでない方も、読書会が初めての方もお気軽にどうぞ。

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