年末に開催した白山夜は、季節感のあるものとして、クリスマスストーリーを読みました。
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ポール・オースター
「オーギー・レンのクリスマス・ストーリー」
「柴田元幸バイブ・リット」という本に収められているテキストを使用しました。左が英語の原文、右が柴田さんの翻訳になっていて、作者の朗読CDもついているという、なかなか贅沢な本です。オースター以外にも、レベッカ・ブラウン、ケリー・リンク、ミルハウザーなど柴田さんが翻訳した短編小説が入っています。
この日は前からやってみたかった「朗読を聴いて感想を話す」、というワークをやってみました。英文を目で追いながら、英語を聴き、気になった箇所にアンダーラインを引きます。朗読ならでは、原文ならではのダイナミクスが感じられて、読んでいるだけのときよりもさらにいきいきとビジュアルが立ち上がるような感覚があり、なかなか面白い体験でした。
同じ文章でも読む人によって全然印象の違うものになります。だから、その人がその作品や文章をどうとらえているのかは、説明をもらって理解する以外に、朗読してもらって聴いて感じる方法もありそうです。感想をシェアする時間で今後取り入れていきたいと思いました。
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