第23回 中脇初枝「サンタさんの来ない家」

新しい方二人をお迎えして、5人で開催しました。


花みちでフライヤーを見てアクセスし、課題本に惹かれて来たという方。舟之川が別の場で開催した読書会からこの活動に辿りついて来たという方。「過去のレポートを読んだら選書が絶妙だった。一見偏っているようで実はバリエーション豊か。知っているけど読んだことはなかった本もあって期待が高まりました」というコメントもいただきました。うれしいです!

この日も短編を選んだのですが、70ページほどと長かったので、事前に本を読んでご参加いただきました。


 

 ◎「きみはいい子」中脇初枝 より

  「サンタさんの来ない家」


感想を一部紹介。

・自分の小どもの頃のことを思い出し、自分にとって特別な本になった

・センテンスが短く漢字が少ないので、一見自分にも書けそうと思ってしまうけれど、他の短編と比べると、主人公によって絶妙に書き分けられている。著者の才能を感じる

・学校、家族、虐待、孤独...今の時代にタイムリーな作品。

・世の中の不条理さが言語化されて、胸に迫った。

・今のリアルな小学生像ってどのようなものなのか?自分の経験からしかわからず、本を読んで正直戸惑った。

・母はなぜこのような行動をとったか。

・自分のことで必死なように見える。誰もが踏ん張って懸命に生きている。仕方がないとしかいいようがない。

・何から、どうしたらいいのか、途方にくれる。でもなにか力強い希望を感じる作品。

・子供の世界は子供の世界。大人が介入できないところもある。

などなど。

 

はじめてご参加の方は、「70ページ程度の短編で2時間半もしゃべれると思わなかった。それだけ力のある物語ということなのだろう。物語の力をあらためて感じた」とおっしゃってました。

6月に映画が公開されるこの作品。原作との感じ方の違いなどが楽しみです。Film Picnic(映像の余韻を楽しみながらカフェでおしゃべりをする会)として別途開催したいと思います。決まり次第、こちらでもお知らせしますね。

 


今回のおすすめ本と紹介者のコメントです。

・「嫌われる勇気」:"いかに我々がフロイト的世界観に毒されているかを発見できる。頭の中が一旦ひっかきまわされる感じ。本の感想は白黒わかれそう。わたしは、イマイチでした"

・「EQ」:"理論と感情は対局にあるのではなく、表裏一体であるということが心理学のさまざまな実験結果とともに紹介されているのが興味深い。ただ図表が全く出てこないので、辛いかも?"

・「昭和元禄落語心中」:"米朝師匠トリビュートということで!落語を知らなくても楽しく読めます"

・「ぼくは数式で宇宙のの美しさを伝えたい」:"こどもがどう育つかは母親の影響が大きいことを実感した。情熱的なお母さんに感動"

 

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次回は、4月8日(水)

いつものように事前読書は《不要》です。

読書会がはじめての方もお気軽にどうぞ。

 

 

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