あまりにも有名なあの作品を読みました。
◎「星の王子さま」サン=テグジュペリ
(本名:アントワーヌ・マリー・ジャン=バティスト・ロジェ・ド・サン=テグジュペリ だったってご存知でした?なんて長い...伯爵様だったんですね)
「星の王子さま」。世界中で翻訳され、愛されて続けている作品ですが、実はちゃんと読んだことはない、「大切なものは目には見えない」など名言は知っているけど、ストーリーとしては知らない、という人も多いのでは?
「いったい何がそんなにいいと言われているんだろう?」ということをみんなで紐解いてみたくて、選びました。
いろんな日本語訳の中から各自「コレ!」と思う訳を手にとり、8段まで読みました。文字を追うのが辛いという方のために、バンド・デシネもご用意!
訳によって少しずつニュアンスはちがっていたものの、共通した感想としては、「頭に入ってこない」「ストーリーがよくわからない。でも空気感、情景が残る」ということでした。大きな筋はあるのですが、小さくて哲学的なエピソードがちりばめられているので、それが何を言わんとしているのかを考え出すと、「わからない」としか言えなくなってしまうのです。かといって、「つまらないのか?」と聞かれると、そうではない。あの独特の世界観に浸ってるのも悪くはない...。
自分にぴったりの訳に出会い、じっくりと読んでみると、
なにかがみえてくる(かもしれないし、みえてこないかもしれない)。
もしかしたらもう少し年を重ねたら響くものがあるのかもしれない...。
想像していたよりずっと不思議な作品でした。
まだ読んだことがない方は、ぜひ読んでみてください。
そして感想を聞かせてください☆
バンド・デシネ版は、絵本の「あの挿絵」の雰囲気とは全然違って、実にシュールでユニークで、おすすめです(写真左下)。王子さまをこう描いちゃったんだ!と驚くこと間違いなし。
http://www.amazon.co.jp/dp/4861139562
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次回は、6月10日(水)18:30〜21:00です。
いつもの通り、事前読書不要です。
読むスピードに自信のない方も大丈夫です!
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