第36回 シェイクスピア「マクベス」

この日は事前に読んできていただきました。

たまーにこういう回を設定しています。


 ◎シェイクスピア「マクベス」


これが観るのも読むのも初のシェイクスピア、という方ばかりでした。

マクベスは比較的短いので、シェイクスピア入門としていいかな、と思います。


皆さんの意見が一致したのは、やはり文章の美しさ。独特の言い回しを反映させた訳文も素晴らしいのでしょうが、とにかく口に出したくなる科白。カッコいい!


マクベスのとった行動については、

どう考えても愚かなのに、そうせざるを得ない人間の弱さ、

正義と悪に引き裂かれるその様はまさにわれわれに課された共通のなにか、

権力への欲求が理解しがたいけれど、同じ立場になったらやはりどうなるかはわからない…など、

の意見が出ました。


奥さんが焚き付けたので、マクベスが殺ったのに、奥さんが意外と弱いのが残念、、なども。


このあたりのことは、ちくま文庫の「怪読シェイクスピア」にも出ています。

「自分のネガティブな欲望は、、全部女性のせいにするんです。この傾向はキリスト教文化圏で、非常に強いものですね。特にセクシャルな欲望に関して、男は毅然としているのに女が誘惑するからいけない、という構図になっている。マクベスが、魔女が言うからやった、夫人が言うからやった、というのがまさにその例」


ちくま文庫のシェイクスピアシリーズの役者の松岡和子さんと、心理学者の河合隼雄さんの対談形式でシェイクスピア作品を読み解いています。こちらの本もおすすめです。


今回の「マクベス」をきっかけに、「舞台をちゃんと見てみたい」という声もたくさん聞かれました。

今回は読み合わせなどはしなかったのですが、やはり戯曲ですから、お芝居として鑑賞したいものですね。演出や役者によってもイメージがどんどん変わっていくので、それを味わうのもまた楽しいものです。

機会があればぜひ観てみてくださいね!


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次回はまたいつものように事前読書不要の回になります。

当日その場にきていただき、30−40分で短編を読み、感想を自由にシェアするスタイルです。

★10月28日(水)18:30〜

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はじめての方も、読書会に参加したことがない方も、

どなたでもどうぞ。お酒を飲みながら、感想をあれこれ話しましょう。お待ちしています!


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