第38回 辻村深月「仁志野町の泥棒」

11/11(ポッキーの日!)に開催した第38回は、辻村深月の「仁志野町の泥棒」を読みました。


使用したテキストは、新潮文庫から出ている

「日本文学100年の名作第10巻 2004-2013 バタフライ和文タイプ事務所」です。


この日本文学100年の名作」シリーズ
白山夜でもたびたびお勧めしている短編アンソロジー
ですが、とても良い、です!

年代別に発表された作品が3人の著名人によってセレクトされています。

1巻1巻にその時代の空気が感じられるのが良いし、
何より、どれを手にとってもハズレがないのがすごい!


全編に漂う不穏な空気、

こどもの目に映る大人の世界の不条理さ、

正しさと優しい嘘の狭間で揺れる心、

過去に引き戻されそしてすこしずつあるいはぐっと未来へ進む独特の時間の操り方…。


思い出すとまだとげのように引っ掛かるところがあり、不思議な力のある作品です。


以前、渋谷の「森の図書室」を訪れたとき、

辻村深月の作品は何タイトルも複本で寄贈されており、

店主の森さんも大好きな作家とおっしゃってました。

「辻村深月さんの本はおすすめの読む順番もあるんですよ!」

と熱を込めてお話してらしたのが印象的でした。

残念ながらその順番、うかがえなかったんですが…。

辻村ファンの皆様、おすすめの作品がありましたら、ぜひお聞かせください!


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12/9の回、参加者募集中です。はじめての方もぜひどうぞ。男女比半々、30代が多いです。

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