第40回 泉鏡花「外科室」

この会もこつこつ開催してきて、ついに40回を迎えました!

いつもご参加くださったり、サポートしてくださる方々に感謝申し上げます。

振り返ってみると、ほとんど休まずに月に2回開催してきて、

お休みしたのは1回だけでした(それもメンバーに進行をお願いして開催はしました)。

次は2016年の3月の2周年を迎えられるよう、また一回一回を丁寧に重ねていきたいと思います。

 

さて、この日は。

 

泉鏡花「外科室」を読みました。

 

文語体で読みにくいかな?とは思いましたが、

情景描写が丁寧なのでビジュアルが立ち上がりやすいのと、

展開が早いので、大丈夫かな?と思い、挑戦してみました。

 

皆さんからはこんな意見が…

・小編なのにとてもドラマティックな運命的恋愛。

・歌舞伎、文楽などの心中物に通じる世界。なぜか死ななくてはいけない感。

・コントみたいでつい笑ってしまった。

・女の人が怖すぎる!

・実は二人の間にはいろんなことがあったかもしれない、不倫関係があったかも。そこを敢えて書かないのがいい。

・省略された構成が素晴らしい。前半のナレーション部分と後半の会話部分の対比が妙。

・主人公の2人のどちらかの視点で書いていたら、陳腐なものになっていたかも。傍観者の視点で見ていることでドラマが生まれるし、謎も深まる。

・日本語の美しさを再発見!言葉に癒された。

・文豪と言われる人の作品は読んではみたいが、一人だとなかなか手が出ないので、こういう機会があってうれしい。

 もっと他の作品も読んでみたくなる。

 

選者としては、泉鏡花の世界は好きですが、このお話は設定といい展開といい「ありえない!」という感想をもっていました。でももしかしてそこが好きという方がいらっしゃるかも?他のいろんな意見がでるかも?と思い選んでみたのですが、、

やはりいい具合に好き嫌いに分かれましたね!

 

お互いの「なぜ好きか」「なぜ嫌いか」を徹底的に話し合う、これも読書会の醍醐味かなぁと思います。特に「女、男のドロ沼系でやいのやいの言うのは楽しい」という感想を最後にいただき、納得です!

 

泉鏡花は「歌行燈」がおすすめです。2作目はぜひこちらをどうぞ。

 

来年も白山夜をどうぞよろしくお願いします。

 

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次回は2016年1月13日(水)です。

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