第43回

第43回  ブッククラブ白山夜を開催しました。

 

はじめる前に、主催者から以下のような提案をさせてもらいました。

 

 どこかで聞いたような耳障りのよい言葉、二番煎じの言葉ではなく、

 整理されていない生の言葉ででも、
 自分の感覚にできるだけ近い言葉を探しながら話してみる。

 

 自分の経験に引き寄せながらも、

 思い込みにとらわれない自由な心をもって、
 物語を味わい、他の人たちの話を聴いてみる。

 

 表現者へ、ものをつくる人たちへ敬意を払い、
 自分は自分の表現をする姿勢で場を共につくる。

 

 そうしたことをこの回では目指そう、と。

 

 

 

それに応えて集まってくれたメンバーたちは、

他のメンバーを信頼し、恐れず、出し惜しみせず、

自分の言葉で表現することにいつも以上に挑戦してくれました。

 

その場にいた誰もが皆、「物語」を愛しているのだけれど、

おそらくは誰も、「趣味:読書」なんて書かないような、

本を読むことは、日常生活で当たり前のことだ、というような人たちです。

 

物語を現実から切り離された絵空事として、表面的に消費者的に楽しんでいるのではなく、

物語の向こうにある深層の世界も、現実の世界も見に行こうとする勇気をもっている。

 

「よい物語」を嗅ぎ分け、読み解き、感じ、考え、自分の人生と関連づける。

そのように物語によって心を、自分の芯を確かなものにしてきた人たちでした。

 

一人ひとりの意欲的な場への関わりによって、

この日の白山夜は、とても楽しく、とても温かな、特別な時間となりました。

 

 

 

メンバーの一人が、こんな感想をくれました。

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懐かしいメンバー、初めましてのメンバーと共に、

一つの物語を中心に語り合う楽しさに心が沸き立ちました。

物語を通して、それぞれの人生の価値観や経験を分かち合い、

思考と感情を言葉にすること、伝え合うことの楽しさと難しさが、

私はやっぱり好きだったんだなと再確認した夜でした。

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この日読んだ本のことは、あえて記録しないことにしました。

あの特別な時間を、本のタイトルも内容も話したことも全部、

あの場にいた人とだけ、共有しておきたい気がしたのです。

 

参加してくれた皆さん、ほんとうにありがとうございました。

 

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